現場の仕事が多くてこなすのが大変だと感じるのは看護師にはよくあることですが、現場全体のレベルアップを行えば人数は変わらなくても負担が減っていきます。
後輩のレベルを引き上げるのは最も効率の良い方法であり、後輩に何が足りていないかをよく観察しておくのは先輩の看護師にとって重要なことです。
しかし、仕事が普段は忙しくて観察する時間もあまりなく、話をする機会もほとんどないということがよくあります。

夜勤の空いた時間をうまく活用して後輩の悩みを聞き、カウンセリングを行うのは効果的な解決策です。
夜勤はいつも忙しいわけではない職場が多く、たまに時間に余裕がある日もあります。
その夜勤の合間を縫って少し後輩に話をするように促してみると、喜んで自分の悩みを打ち明けてくれることがあります。

また、基本的なスキルの不足を補う機会になることもあります。
看護師として仕事をする上での意識を改善し、前向きに働いてくれるようになる場合もあるでしょう。
いつも手際が悪いと感じていた後輩が、時間の使い方を覚えて効率よく仕事をしてくれるようになるケースもあります。
先輩の立場としてカウンセリングに乗り出せば、後輩も信頼して悩みを打ち明けてくれるでしょう。
遠慮してしまって相談できずにいる後輩は多いので、先輩が自分から後輩の悩みを聞こうとしているという姿を見せることが大切です。

このように、仕事上の問題解決に役立つカウンセリングを行うことで、現場全体のレベルアップが実現できるでしょう。

 
 

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